Kyoto ModelのC++による独自の実装で、最速の計算速度と最高の精度を両立させたハイパフォーマンス を実現した心筋細胞シミュレーターです。
ベースモデルはKyoto ModelのMatsuoka2003バージョンで、 膜イオン電流、Ca ダイナミックス、興奮収縮関連、エネルギー代謝4つのコンポーネントから 構成されています。また、勾配計算を使わないパラメータ推定法で、膜電位の実測値から 特定のイオンチャンネルの透過性指標を定量的に評価することができます。
Richard N. BergmanのMinimal Modelをベースモデルとして、従来のパラメータ推定法より成功率と精度を大幅に改善致しました。 インスリン感受性等特に2型糖尿病患者病態の定量的な評価に役に立ちます。
非インスリン依存性糖尿病(NIDDM)の治療薬スルホニル系、グリニード系、及びDPPV阻害剤等に対して、血糖降下効果とインスリン分泌促進作用との関係を調べながら、薬物の膵外作用の違いについて定量的な評価を行います。 前臨床有効性・安全性評価に適用します。